子どもの食物アレルギーでお悩みのママのためのやさしい教科書

子どもの食物アレルギーでお悩みのママのためのお役立ち情報

挑戦する日は突然に

こんにちは。

子どもの食物アレルギーでお悩みのママのための子育て相談カウンセラーの
森 麻紀子です。

アレルギーが、
あろうが、なかろうが、
子育ては
大変な仕事です。

特に、
子ども自身が
自分のことが
自分でできるようになるまで。
だいたい3歳くらいまでの子育ては
本当に
毎日まいにち大変です。

毎日、毎日、まいにち、まいにち、
子育て、本当に、ほんとうに、
おつかれさまです。


『アレルゲン除去の解除』
というカテゴリーでは、
アレルゲン除去の最終章、
ついに、念願の解除か?!
解除って、どう?などについて
綴っています。


むかし、むかし、『ラブストーリーは突然に
というドラマがあったなぁ。と
ふと、思い出しました。
(年齢がバレますね)

一般的に、たとえ食物アレルギーがあっても
3歳ごろには、だいたい食べられるようになるよ。

これが、娘が、初めて
アレルギーだと、わかったころに
聞いた話だったように
思います。


小学校入学までは、半年に一度
通院していました。

通院が始まって、最初の数か月は、
「こんなに、除去をがんばっているんだもん。
そろそろ、どれか、食べられるんぢゃない?!」
と、淡い期待をしたものです。


採血の度に、IgEの数値は上がり続け、
除去した方がいい品目が増えて
いきました。

・・・というか。
幼い子どもから、採れる血の量が
限られているので、
検査できる項目は、そんなに
多くは、ありません。

先生「今回は、どれを調べますか?」

小麦・卵・乳は、検査をすることが
決まっていて、
その他に、なにを調べるか。。。

わたし「今月は、〇〇を試してみます」


わたしの気持ちとしては、
確実に食べられるものを確認したい・・・
という想いで検査をしました。

しかし。
現実は、厳しく、
調べるたびに、
「あらぁ、これも、ダメだねぇ」
と、ダメな食品がわかっただけでした。

食品だけではなく、
ハウスダスト、ダニ、ねこ、犬も
アレルゲンだと、わかりました。

結局、食物のアレルゲンは、以下のものと
わかりました。

米、大豆、
小麦、卵、乳、ソバ、カニ、キゥイフルーツ、
ナッツ類(アーモンドを除く)、マンゴー、タケノコ


米と大豆は、3歳で解除できたものの、
その後、解除は、すすみませんでした。

そのうち、わたしは、
「これが、この子の個性」と思うように
なっていました。

除去生活にも慣れ、
幼稚園は、お弁当の園だったので
特に問題なく過ごしていました。

ただ、小学校に入ると給食があります。
そこで、小学校入学に向けて、
この子は、どれくらい食べられるのか、
どれくらいダメなのか、
どれくらいの量でダメなのか、を
把握するため、
幼稚園年長の夏休みに、入院して、
小麦と卵黄と卵白の
負荷試験をしました。
(子どもだけで入院し、
負荷試験は、午前中。
面会時間は、午後。
つまり、初めて、母子が離れ、
初めて負荷試験に挑む・・・という
母子ともに、心が、ひきちぎられるような
3日間を過ごしました。
このときの記事は、またの機会に。。。)


結果は惨敗。。。
卵黄こそ、ほぼ1個分、食べられたものの、
小麦は、4gで、
卵白も、4gで、
アナフィラキシーショック症状を
起こすことがわかりました。

娘は、それから6年間、
残念ながら、
解除がすすむことは
ありませんでした。

中学に入り、キゥイフルーツが
食べられるようになり、
続いて、マンゴーも
食べられるようになりました。

高校生になった今は、
身体も心も成長し、
自分で、自分の体調が
わかるので、
調子がいいときを選んで、
気まぐれに、小麦を
試しています。

そんなある日、
娘「アイスクリーム、食べてみよっかな~♪」
と、言い出しました。
f:id:birthlove:20200618103012j:plain
乳は、10年前に、ヨーグルトを
少量、試してみたら、
咳が止まらなくなったので
10年間、挑戦していません。

呼吸器が、腫れると、酸素が不足する
可能性があります。
脳は、5分間、酸素が届かないだけで
後遺症を残すかもしれないので、
怖くて、挑戦できなかったのです。

でも、今回は、もう15歳。
しかも、本人の希望です。
夜8時でしたが、卵が入っていない
アイスクリームを探し、
食べてみました!

(こんな時間に、挑戦するものでは
ありません!マネしないでくださいね!)

1口目は、小さじ4分の1くらいでしょうか?
試す量も、娘に任せました。

娘は、即時型の食物アレルギーなので、
20分以内に症状が出ます。

そこで、念のため、30分待ちました。

娘「あれ? いけてるっ?! どこも、
  かゆくない!!」

娘「もうちょっと食べよーっと」


なんとまぁ、15歳にして、
アイスクリームが、ほんの少量ですが
食べられちゃいました!

妹たちは、今まで、姉への思いやりから
自分たちも、家では食べていなかった
アイスクリーム。

同じアイスクリームを一緒に味わう
しあわせをかみしめていました。


でも、油断は禁物。
しかも、食べられた、とは言っても、
スプーン1さじ。
ミニカップ1つ分が問題なく
食べられるのは、いつかな?!
案外、近い将来なのかもしれません。


わが家の長女は、15才。
ずいぶん大きくなったので、
様子をみながら、自宅で
解除をしています。

でも、原則として、
お医者さまと相談しながら
解除をすすめてくださいね。


アレルギーの相談や、お問い合わせは、
こちらまで。