子どもの食物アレルギーでお悩みのママのためのやさしい教科書

子どもの食物アレルギーでお悩みのママのためのお役立ち情報

【要注意】じゃがいも

こんにちは。

子どもの食物アレルギーでお悩みのママのための子育て相談カウンセラーの
森 麻紀子です。

子どもに食物アレルギーがあるとわかって、
直ちに困るのが、日々の食事作りですよね。

初めて、アレルギー対応の食事作りをされる方は、
記事 食べられるもんさがし】を
まずは、お読みください。


今日、お伝えする『じゃがいも』は、
加熱しても壊れにくいビタミンCが含まれ、
大人も子どもも、好きな人が多い野菜です。


では、あなたは、
『じゃがいも』が
何科の植物か
知っていますか?






ナス科なんです。
夏野菜のナス・トマトなどと同じナス科。

アレルギーっ子にとって、
ナス科の植物は、
仮性アレルゲンになる可能性も。

※仮性アレルゲン・・・食物を食べたときに
アレルギーの原因物質ではないにもかかわらず、
あたかも食物アレルギーと同じような症状を示すもの



では、もう1つ質問です。
『じゃがいも』は
植物の、どの部分を
食べるでしょうか?





答えは、茎です。
専門用語では、地下茎と言います。
地下に埋まっている茎に
でんぷん質をたくわえたもの。
それが『じゃがいも』なのです。




では、最後の質問です。
『じゃがいも』の原産地は
どこでしょうか?




『じゃがいも』の原産地は
南アメリカアンデス山脈
言われています。
小さな黄色い花を咲かせるため、
日本には、観賞用として
入ってきました。
陰陽で言うと、『じゃがいも』は
陰性です。


『じゃがいも』は、水にさらしてから
調理しますよね。


これらのことから、
アレルギーっ子にとっては、
注意して摂取する食べ物になります。


でも、絶対に
食べてはいけない。というわけでは
ありません。
ただ、注意してくださいね。


アレルギーっ子の中には、
『じゃがいも』を食べると
口の周りが赤くなる子もいます。

最初の数年は無理でも、
大きくなると
自然と食べられることが
多いようです。
わが家では、2才の時に解禁しました。

わが家では、『じゃがいも』は
ハレの日の食材。
ポテトサラダやフライドポテトは
子どもたちが大喜び。


大人も子どもの大好きな『じゃがいも』。
ただ、
陰性植物ということは、
身体を冷やす作用もあります。
だから、わたしが、
とろみをつけるために使うのは、
夏だけです。
『片栗粉』と呼ばれる 馬鈴薯でんぷん。

うまく、つきあいましょう♪



また、『じゃがいも』の芽には
ソラニンという毒が含まれます。
そのため、芽の組織の細胞分裂
阻害することで発芽を抑制する目的で
放射線であるガンマ線を照射する場合があります。

ちなみに、日本において
放射線の食品照射が認められている食品はジャガイモだけ。

わたしは、芽が出てきたら
「元気いっぱいのじゃがいもだなー」と思うことにしています。
芽が出たということは、放射線を照射されていないっていう
ことですしね。
芽は、ごっそり取り除きましょうね。

また、アメリカでは、遺伝子組み換えじゃがいもが
できたらしいです。
当たっても傷まない『じゃがいも』。
まだ流通していないようですが注視しましょう。