子どもの食物アレルギーでお悩みのママのためのやさしい教科書

子どもの食物アレルギーでお悩みのママのためのお役立ち情報

食物アレルギーだと、わかったとき(その1)

こんにちは。

子どもの食物アレルギーでお悩みのママのための子育て相談カウンセラーの
森 麻紀子です。

子どもに、食物アレルギーがある、
しかも、
たくさんの食材に
食物アレルギーがある、と
わかったとき、
「今日から、一体、何を
どう、食べさせたらいい?」
と、途方に暮れてしまいますね。


15年前、わたしの長女(当時8ヶ月)に
食物アレルギーがある、とわかったとき、
わたしは、結果を聞かされた病院で
思考が停止しました。
その瞬間のことは、
今でも覚えています。




だって、ね。
米、小麦、大豆、卵、牛乳ですよ。

これ、全部アカン!って。


え?! 全部アカンのん???って。




わたしら、日本人やんな?って
思いました。

主食って、ずーっと昔から、
米やんな?って
思いました。

米がアカンって、どういうこと?
って思いました。






でもね。
心のどこかで、ホッとしてました。


だってね。

顔中にできた、ひどい湿疹の原因が
わかったんだもの!!

なーんや。
アレルギーやったんや!



そんな私に、
お医者さまは、
「お母さん、様子みながら
離乳食、すすめてみて」と告げられ、
診察が終わりました。



まるでドラマのように、
診察室を仕切るカーテンが、
ものすごく、ゆっくりと
動いていきました。


会計が終わるまでの記憶は
ありません。

ただ、心臓がバクバク
していました。

「どうしよぅ。。。」




そして、病院を出るとき、
娘を抱いていた手に
グッと力を入れました。



そして、
思考停止したわたしが
一番最初にしたこと。

それは、
一緒に受診した娘に
にっこり笑いかけること
でした。


だいじょうぶ!
きっと、だいじょうぶ!

だって、
いま、目の前で、
この子、
生きてるやん!

わたしが笑いかけたら、
笑い返してくれるやん!!


わたしが
「この子のためなら、なんでもする」と
覚悟を決めた瞬間でした。


つづく・・・